より楽しく・わかりやすく「伝える・届ける」ために。誰かの笑顔のために。
そこにある「叶えたいこと」を実現させるための追い風として制作しているのが、紀々の音楽です。そういう意味では、これまでの音楽制作とはずいぶん違うのかもしれません。
あくまでも、哲楽家がつくる音楽。
永年磨いてきたコミュニケーション力を活かし、対話を積み重ねながら独自の発想とスタイルでご提案・制作いたします。まずはお気軽に、「オフィス紀々」へお問い合わせ下さい。
より楽しく・わかりやすく「伝える・届ける」ために。誰かの笑顔のために。
そこにある「叶えたいこと」を実現させるための追い風として制作しているのが、紀々の音楽です。そういう意味では、これまでの音楽制作とはずいぶん違うのかもしれません。
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永年磨いてきたコミュニケーション力を活かし、対話を積み重ねながら独自の発想とスタイルでご提案・制作いたします。まずはお気軽に、「オフィス紀々」へお問い合わせ下さい。
人生の中で「思いがけないこと」は色々ありますが、その中でも、「うた」の道に行くことになるなんて…私の人生の中で「思いがけないランキング」のTOP3に入る出来事です。
電子オルガンを習い始めたのは、7歳。ピアノは、10歳頃。そして「うた」は……37歳(笑)。「哲楽するシンガーソングライター」は、まだ駆け出しなのです。
歌わずにきた理由はいくつかありますが、その中の一つは「器楽が専門だったから」。クラシックのピアノを習ってきた人は、基本的に「自分が歌う」という発想はないと思います。声楽科とピアノ科で道も違いますし、それぞれに自分の役割があり、歌のある場面では「伴奏者」を務めるのが普通だから。
歌いたいとも、歌おうとも、歌えるとも…特に思ったことはなかった気がします。ほんの少しだけ合唱部にいたこともありますが、やっぱり楽器が好きで、辞めてしまいました。そんな私が、なぜか「うた」の道に進むことになった不思議なご縁を、綴ってみます。
2014年4月 哲楽商店inテンブス vol.7 PHOTO by Naoki Hasegawa
電子オルガン・ピアノに関しては私はしっかり習ってきましたが、歌はまったくの素人。歌う!というには、どうしても気が引けてしまいます。そして、自分でもしっくりこなくて…「うた」にしました。
私の場合、限りなく「しゃべる」に近い…うた。特別な楽器・設備がなくても「うた」のチカラをお届けできるようにと、マイク1本でお届けする「うたう講演」も生まれました。
「決して上手というわけではないけれど、なぜか心に残る」と表現されることもあり、まさにその通りだと思います(笑)。上手ではないことは自覚があるのですが、なぜ心に残るのかは…わかりません。とにかくまだまだ、自分でもナゾが多いのです。
一番最初に「弾いてうたう」スタイルに挑戦したのは、「ラララ♪りうぼう」が生まれる約2年前…株式会社リウボウストアの皆さんと、コミュニケーション研修でご一緒させて頂いていた頃でした。「活気市場のうた」という一曲です。詳細は、こちらの「ラララ♪りうぼう」のエピソードをご覧下さい。
その次のきっかけは…2012年の哲楽LIVE「哲楽商店inテンブス」。ゲストにいらして下さったのは、新垣淑豊さん(ちんすこう本舗 新垣菓子店 専務取締役 /当時)。その時に、御礼に…と考え用意したサプライズが「ちんすこう」という言葉をモチーフにした小さなピアノの一曲。この時は、もちろんうたっていない私はピアノだけで表現しました。それが、思いのほか皆さんの記憶に残ったようで、お客さまからも「あれから、ちんすこ~♪が頭から離れません!」という声がいくつも届き、ビックリでした。
その声の主のお一人が…会場で聴いて下さっていた新垣正枝さん。「ちょうどラジオCMを作りたいと考えていたので、あの曲を」とリクエスト頂きました。
歌は専門ではないので、誰かに歌ってもらうつもりでした。ただ、最初に仕上がりをイメージして頂くためにサンプルが必要だったので、自分の声でテスト録音をしお渡ししました。その後、正枝さんから届いたのは思いがけないお返事。
あの音源を、そのままお店で流してみたところ…お客さまが口ずさみながらお買い上げ下さいました。なので、紀々さんの声で…。
そんなお話でした。かなり驚き困惑しましたが…「一生に一度、歌うことにチャレンジしてもいいかな」と気持ちを切り替え、お受けしたのでした(笑)。
「新垣ちんすこう」のWEBサイトでも、聴けます♪
「ラララ♪りうぼう」は、コミュニケーション研修を担当させて頂いていた株式会社リウボウストアの30周年の記念にと、ご依頼頂いたものです。でも、実は…社長からご依頼頂く約2年前に、ほぼ出来上がっていたものでした(笑)。詳しくは、こちらの「ラララ♪りうぼう」のエピソードをご覧下さい。
一年たった頃から、講演にうかがう先々で「りうぼうの歌の人」とご紹介頂くことが増え、「ご当地ソング」と言って頂くまでに広まっていることに…驚きと感激の気持ちです。
あのうたへの反響で実感するのは…やっぱり私は、歌っているというよりは「哲楽している」ということ。
「買ってもらうために、ではなく…お客さまも働く人も、みんなが笑顔になるために」
それを心の真ん中に、リズム・メロディー・言葉を選んでいるのでした。売上をストレートに目指した仕掛けは、どうも苦手で。なので「PRソングとしては、販売へのモチベーションが感じられない」という声も、あります(笑)。なので今後も、この哲楽に共感下さる方々とご一緒させて頂きたいと思っています。
「ラララ♪りうぼう」を聴いて下さって新しいご依頼を頂いたのが…「We are the WILLCOM!」。
それまでに、何度かコミュニケーション研修を担当させて頂いていたご縁もあり、こちらも実は…社長からご依頼を頂く前に、うたのタネは生まれていました。ランチミーティングの中でお話があったので「ここでは無理なのですが、もし会議室など場所があれば…」と、食事の後にそのまま会議室へ移動し、聴いて頂いたのでした。スタッフの皆さんはビックリされていましたが、トントン拍子に話は進み、私もビックリでした(笑)。
最後にズラリと出てくるスタッフの皆さんの笑顔写真は、私が撮影しました。
私が「歌手」ではない理由のひとつが…「参加型」のうたづくり。「現場の皆さんを主役に!」がモットーです。その楽しさとミラクルを身をもって学ぶ機会を頂いたのが「ラララ♪りうぼう」の現場でした。「広報担当部署による広報」ではなく、あくまでも「現場の皆さんが、自分たちで取り組むPR!」。このスタイルは、研修の一環で生まれたものでしたが、それがマーケティング的にもとても有効であると、マーケティングの先生にもとても評価して頂き自信がつきました。
「お客さまのため」ではなく、「私たちみんなのため」。他人事ではなく「それぞれが、我がこととして」とらえ動き出した時に、大きなエネルギーが生まれると感じています。現場の方々が楽しく幸せであれば、それは必ずお客さまや患者さんにプラスのカタチとなって届くと信じています。だから私は、あくまでも「ここにいる私たちが、まずはワクワク笑顔になること」を大事にしたいと思っています。
「気がつけば、部署を超えてみんながワイワイ参加している!」…と驚かれる、紀々の制作現場。部署間の壁という、定番の問題を解決するためにも「うた」は有効でした。うたを作っていく過程こそが、もしかしたら職場を輝かせるカギなのではとも感じます。
☆ コラム「うたのチカラを哲楽すると…。」
「あなたの周りには、人が集まってくる」ということは、中学生の頃から先生にも言われていました。合唱コンクールにやる気のない男子生徒のモチベーションを上げる、登校拒否のクラスメイトを迎えに行くなど…十代の頃から、私の役割でした。これもきっと「巻き込み力」。それがそのまま仕事になった感じです(笑)。
うたもピアノも作詞作曲も、私より優れた方々はたくさんいます。でも、この「巻き込み力」は、ちょっと珍しいかも?! 少なくとも私の場合は、そのチカラを活かしたテーマ曲・CMソングづくりをしたいと思っています。
「We are the WILLCOM!」収録風景より。手拍子・足拍子部分は、試行錯誤しながらアレコレ叩いて録りました。叩きすぎて、手のひらがツルツルになったくらいです(笑)。
「ふんばろう絆プロジェクト」との出会いと、その後、書籍化された毎日新聞「特集リアル30's」の取材を受けた「30’sの会」の取り組みがきっかけで、これまでとはまったくちがう形で「うたが降ってくる」ようになりました。
これは、私が作ったのではなく…みなさんに聴かせてもらった声から生まれたうたを、預かったもの。だから、必要としている方々に届けなくちゃ。
そう思いました。
東北の皆さんのために、私も何か力になれたらと思っていたのですが、色々な事情からなかなか役に立てずに悩んでいました。そんな時…とあるWEBミーティングで、ボランティア仲間から「紀々さんの声を聴いてホッとする」というコメントをいくつかもらいました。「声で、何か貢献できれば…」と思い考えたのが一力サンタのラジオdeエール。「世界一たよりない応援歌」は、この小さな発信のテーマ曲にしました。
私が出会った方々皆さんの想いが、入っています。このあたりから…会場では、涙を流す方々の姿が増えてきました。「笑顔になってもらいたい」と思い活動してきた私としては、ちょっとだけ困惑ですが(笑)、泣いた後に、ロビーで笑顔いっぱいの方々の姿を見るとうれしくなります。
こうして「うた」の活動を積み重ねていく中で見えてきたのが…「うた」のチカラ。
・難しいことを、やさしく楽しく伝えるチカラ
・お説教感を消すチカラ
・やらされ感をなくし、参加型へ盛り上げるチカラ
・とっつきにくいことを親しみやすく…のチカラ
・短い時間でも、記憶に残るチカラ
・資料や設備がなくても、どこでも再現できるチカラ
などなど。
そんな「うた」のチカラを、今度は、特定の会社のためではなく「社会」のために!とつくったのが、次の2曲です。【うちな~応援SONG】と名付け、手弁当でスタートしました。予算が確保されるのを待っていては、動きが遅くなってしまうから。小さくても、まずは動き出してみることにしたのでした。あ、スポンサーは大歓迎です!!(^^)
「 島やさいのうた 」 ☆「島やさいのうた」のページ
「 救命おぼえうた~みんなでPUSH! 」 ☆「救命おぼえうた」のページ
2014月5月 那覇市消防局の皆さんとのコラボ
こうして今、新しい試みとして「社会にエールを」というコラボが始まりました。これまでになく大きなワクワクと手応えを感じています。
「楽になる」「楽しくなる」そして「音楽にする」…この【楽】のチカラに、私自身が驚いています。だから「哲楽」だったのだと、再発見。
今後の広がりを楽しみに、一歩ずつ積み重ねてまいります。同じ「哲楽」をもつ方々と、知恵と力を合わせて…♪