紀々が出会ったプロフェッショナルを、紀々の視点でご紹介する…「社外報!
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◆ … ・ file.25 :取材日 2013年8月5日 ・ … ◆

上村 晃一郎(うえむら・こういちろう)

※ 東京での初めてのコラボ企画「強魅力セミナー」にて。

職業 : トータルスキンケアアドバイザー
この道 : 20年……

「是非、インタビューさせて頂きたい!」

「私、心の調子が悲しいほどお肌に出てしまうんです…」
ゴハンさんこと上村晃一郎さんにご相談したことがきっかけで、
心の調子とお肌の調子について
それぞれの視点で哲楽することが始まりました。

出会いのきっかけは、東京での
「生活習慣美容研究会」の皆さんとの懇親会。
私が話したことに共感して下さったゴハンさんは、
薄暗い居酒屋で付箋を取り出し、料理がたくさん並んだテーブルの
すきまを見つけてメモして下さいました。

ゴハンさんにお会いした時に、
「キレイのために化粧品ができることは、50%。
あとの50%は、生活習慣が関わっている。」
という“生活習慣美容”という発想をうかがって、
とても衝撃を受けました。
私にとって、大きな勇気にもなっています。

この方と、もっとお話してみたい!
その念願が叶い
初めて沖縄にいらして下さった日から約4年…
お会いしたりskypeでお話する時間を積み重ね、
いよいよ実現したのが、東京でのコラボ企画「強魅力セミナー」。

セミナー当日の打ち合わせ終了後、
少しだけ…インタビューの時間を頂きました。

私がご紹介した女性陣もクギづけの「美肌」の持ち主でもある
ゴハンさんに…あらためて、お話うかがいます!
あ、私は
スタッフ・お客さま…たくさんの「女性」を笑顔にする
ゴハンさんの工夫も、うかがいたいと思っています♪


◇ 紀々
ご自身をひとことで表すと?

ゴハンさん
自分では「考えること・研究することが大好きな人」。
他人からは…「常に前向きな人」と言われることが多いかな。

◇ 紀々
私の、ゴハンさんの印象は……「博士」!
解説も、とってもわかりやすくて納得がいっぱいです。

ゴハンさん
なぜ?と気になったら、面白くって…
でも、興味のないことには無頓着ですよ(笑)。

◇ 紀々
「人」への高い関心度は、私も同じです!
では、ゴハンさんが興味がないこととは?

ゴハンさん
例えば…「年齢」(笑)。
お肌のトラブルで悩んでいる方々が、相談に行った先々で
「加齢によるもの」と“年齢のせい”にされていることが多い。
でも実は、そのほとんどの原因は
年齢ではなく、それ以外の影響が大きかったのです。
どんどんキレイに笑顔になっていく女性たちを見て、
年齢はあまり関係ないと思いました。
だから、年齢には興味ありません。

◇ 紀々
そう言われてみれば…私も、
心の調子を一番に考えて向き合うようになってから、
久々に会った方から「以前よりも若くなっている!」と
言われるようになりました。
そんな怪奇現象みたいなことは、ない!と思っていたのですが(笑)。

ゴハンさん
ありますよ!


※ ゴハンさんの周りには、いつも笑顔がいっぱいです。

◇ 紀々
販売のプロとして、いくつもの取材も受けていらっしゃるゴハンさんが、
「販売のプロとして大切にしていること」を教えて下さい。

ゴハンさん
「コントロールしない」ことでしょうか。
天気と他人はコントロールしようと思わないこと。
そもそも……できない、そう思っています。
なので、自由にしてもらうことを大切にしています。
コントロールしようとした瞬間から、
うまくいかなくなってしまいますから。

◇ 紀々
コントロールせずに、
どうやって、スタッフの皆さんをまとめていらっしゃるのですか?

ゴハンさん
「人」はコントロールせず、
「プロセス」をコントロールするんです。
話し合う“場づくり”を大事にしています。
「自分らしく」は大切ですが、
それは自分勝手とは違いますから。
そこから話し合って、チームの軸をつくっていきます。

◇ 紀々
「自分らしさ」と「自分勝手」の違いについては、
ゴハンさんの「魅力研究」の中でも出てくるキーワードですよね。
具体的には、どんなことを話し合っているのでしょうか?

ゴハンさん
それぞれが「大切にしていること」「やってほしくないこと」などを
話し合います。
それは、人それぞれ違います。
その考え方・感覚の“違い”を共有し、認める過程の中で
チームとしてのミッションが出来てくるんです。
ミッションや答えは
「与えられる」ことよりも、自分たちの中から見つけるもの。
そのためにも、コントロールしないようにしています。
まだ、挑戦中ですが…。

うちのお店の名前にある「ビューティーパートナー」は、
「お客さまと同じ目線のパートナーで」というスタンスを表しています。
お客さまのことも、コントロールしないことが大事だと。
接客において「お客さまが自由であること」は大切で、
他人を変えようとしないというのは、極意です。
変えようとしなければ、相手が自ら変わっていく。
自己満足で押し付けてはいけないと思います。



◇ 紀々
ゴハンさんのお話でもブログで綴られている言葉でも、
前向きな感じが印象的なのですが…
小さい頃から前向きだったのでしょうか?

ゴハンさん
いいえ。
むしろ後ろ向きだったと思います(苦笑)。
小さい時は、堅くて不器用で、コンプレックスのかたまりでした。
幼稚園の先生に
「列を乱さないように、それぞれ“前の子のカカトを見て歩いて”」
と言われたら、どこまでもず~と、前の子のカカトだけを見つめて進み、
呼び止められても、そのままカカトを見ている…
という子供だったんですよ。(笑)

◇ 紀々
それは、克服されて今があるということなのでしょうか?

ゴハンさん
生まれ変わった、というよりは「開き直った」が近いかな。
発想を変えて見てみると、
コンプレックスは強みに変わると思います。
不器用さは、ギフトだと。
自分がわからないからこそ
「誰にでもわかるように・できるように、言葉にして体系化する特技」が
磨かれていった気がします。
もしも器用だったら、そんな特技は生まれなかったはず。
つまり、ホントは今でも不器用なまま。
大切なのは「ありのままの自分の、活かし方」ではないかと思うのです。

◇ 紀々
なるほど。
ゴハンさんの「ビックリするほどわかりやすい解説」は、
コンプレックスが種だったのですね!
それは、何となくわかる気がします。
私も、自分が「すぐ心配して緊張するタイプ」だからこそ、
心配になる人の気持ちがわかるので、
皆さんが相談しやすいと言ってくれて…
「そんな人のためのアイディア」も色々浮かぶようになりました。

ゴハンさん
そうそう同じです。
ボクも不器用な人の気持ちが分かる(笑)


※ ゴハンさんの解説は、本当にわかりやすくて軽やか!
この日は「自分らしさ」と「自分勝手」を分析中…。

◇ 紀々
ゴハンさんの「魅力の研究」も、すごくワクワクです。

ゴハンさん
だんだん活動と関心の場が
「化粧品の販売」から離れてきている気もしますが(笑)。
お肌のキレイさって、化粧品だけの問題じゃないんです。
魅力も、外見だけの問題ではない。
でも、好みもあるから…魅力は測定できないのではと思っていました。
ビューティーサイエンティストの岡部美代治さんと一緒に
実際に調べてみたところ、6つの要素にまとめることができたんです!


※ 岡部さんもご一緒に♪

◇ 紀々
すごい!
年齢や、生まれもった「顔立ち」とは関係ないということですか?

ゴハンさん
そう。 年齢は、関係ない。
そして、大事なのは「顔立ち」より「顔つき」だと思いますよ。

◇ 紀々
う~ん。 ますます「生き方」に近いような印象ですね。
だんだん哲学的になってきたような…。
ところで、気になる「魅力の6要素」は、ここでは秘密でしょうか?

ゴハンさん
いいですよ、お伝えしましょう!
前向き視点・考えが柔軟・話し方に好感
清潔感・肌にツヤ・自分に合ったメイク
この6つです。

◇ 紀々
表面的な要素より、どちらかというと
「心持ち」や「人となり」に関する要素が多いのですね。
年齢や顔立ちは、ほぼ関係ない(笑)。
こうなると、
「清潔感」とは、つまりどういうこと?
「柔軟な考え」とは?
どんな話し方が好感を生むのか?
などなど、ますます哲楽したくなるポイントがいっぱいです!

ゴハンさん
だから、紀々さんとコラボしたいと思ったんですね。
それぞれが哲楽するというのが、
とても大事だと思っています。
これって、企業の人材育成の研修にも役立てると思いませんか?

◇ 紀々
特に女性のスタッフの皆さんにとっては、
「売上が上がる!」よりも「魅力度アップ!」の方が、
きっとワクワクすると思います。
そして、結局は共通していると思うんですよね。

ゴハンさん
「努力すること」より「夢中になること」。
私が、大事にしていることとも共通しますよね。

◇ 紀々
いつか是非、どこかの企業で
「スタッフの魅力度アップの研修」…ご一緒したいです!

ゴハンさん
ホントですね。
これからも、一緒に研究しましょう。

info
上村晃一郎さん BLOG


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紀々の哲楽メモ

「対照的な二人のコラボ」。

ゴハンさんとは、そんな不思議な感じです。

違うのに、似ている。
似ているのに、違う。

「美容のプロと哲楽のプロです、と聞いたら
ほとんどの人が、紀々さんが美容のプロで
僕が哲楽だと思うよね~!」
というゴハンさんの言葉に、大笑いしつつ納得でした。
この意外性もまた、私たちの強魅力なのだと思います。

「好き!」がもつ力が、こんなにもスゴイとは!

ゴハンさんとのコラボがきっかけで、
「好き・魅力・面白いこと・ワクワク」に
グッと焦点を合わせるようになってから
まずは私自身の変化に驚いています。

肌の調子はもちろん、ツキも上がった気がするし
何より、楽しい!(笑)

メンタル面にもたらす効果の大きさに
感激しています。

「病(びょう)」ではなく「美容(びよう)」。

“生活習慣美容”の名付け親のゴハンさんの
その視点に、はたらく現場のメンタルヘルス対策にも
大きなヒントを頂きました。

キレイ・魅力アップの話題になった時、
特に女性の関心度の高さはスゴイです。
講演や研修終了後に、話の内容についてより
「紀々さんは、どんな化粧品を使っているのか?」
という質問が多いこともあるくらい(笑)。
しかも、その熱意の高さに圧倒されます。

元気もキレイもイキイキも、
きっと一つにつながっている……そう感じます。
それなら、
「キレイ・魅力を高めよう!」という入り口から
スタートする方が楽しく熱意も高く取り組めるのでは?
そう思えてなりません。

これから、
ゴハンさんとご一緒にワクワク目指していきたいと思います。

「好きになることですよ」

ご参加の方々からの様々な質問に向き合うゴハンさんの、
この言葉が心に残っています。

「好き!」と笑顔もまた、つながっている。

これも、うれしい再発見でした。
紀々コラム~「好き!ケア」のススメ】も、
よろしければお読み下さい♪

ゴハンさん、本当にありがとうございます♪


※ Welcome!のポーズ(^^)




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