・ 「選択」の哲楽って? ・

 選択の哲楽

 あなたは1日、いくつの「選択」をしていますか?

 「過去と他人は変えられないけれど、未来と自分は変えられる。」…そう言われても、自分の何を変えれば未来は変わるのか? とあらためて考えてみた時に浮かんだのが「選択」というキーワードでした。

 朝何時に起きるのか? 何時に家を出るのか? どのルートで向かうのか? 何を着るのか? ランチに何を食べるのか? 誰に・何の話をするのか? どんな挨拶をするのか? どの言葉を選ぶのか? どの飲み会に参加するのか? 何時に帰るのか? …

 人は、1日のうちにたくさんの「選択」をしています。進学・就職・結婚といった大きな「選択」だけでなく…「コーヒーに砂糖とミルクは入れるのか」「2Fまで、階段で行くのかエレベーターに乗るのか」といった、ちょっとしたことまで。

 でも実は、日々の小さな・たくさんの選択に「哲楽があるか・ないか」で、未来は大きく変わるのでは?

 そう思ったのが、「選択の哲楽」を考えたきっかけでした。

 こちらも、あわせてどうぞ。→ コラム「『選択』を哲楽すると…。」

 

 ・ 「ない!」から始めるって…どういうこと? ・

 あなたが何かを始めたい・変えたいと思う時に、あきらめている理由は何ですか?

 「時間がないから」「お金がないから」「体力・若さがないから」「才能がないから」「機材がないから」…いろんな【ない!】がハードルになっていませんか?

 でも、それって本当に致命的?

 時間がなくても、大丈夫。なければないで、できる方法はきっと見つけられる。お金がなくても、大丈夫。ちょっとした手間やアイディアで、できることは色々ある。体力・若さがなくても、大丈夫。工夫次第で、方法は見つかる。才能がなくても、大丈夫。最初からある人はいないし、ある人と一緒にできる方法はある。機材がなくても、大丈夫。機材よりも智恵地工夫がない方が、ずっと問題なのだから。

 「ない!」=無理、ということはないのです。「あきらめる」という選択のほかにも、選択肢はいくつもあるはず。だから、何がなくても…大丈夫!

 これまで「ない!」から始めて歩んできた紀々ならではの発想で、あなたの選択肢を一緒に見つけます。「選択の哲楽」は、転機の風穴をあけるための哲楽です。

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 ・ 「選択する」ことは、丁寧に生きること ・

 何となく行動することと、一つひとつ「選択」して進むこと…これは、「丁寧さ」がちがうと思います。自分が進みたい道に向かうための選択になっているかどうか、意識しながらモノ・コト・ヒトと向き合うと、きっと一ヶ月後には何か変わるはずです。

 お金のコントロール・時間のコントロール・体重のコントロール…3つのコントロールがうまく行かずに悩んでいる方々と向き合う中で、共通しているカギを見つけました。それが「心のコントロール」。お金の問題も、時間の問題も、体重の問題も…実は「心」が大きく関わっていたのです。

 自分と向き合う時間が不足しがちで心が定まっていなかったため、「自分の本当の姿・本音・本当に目指したいもの」が見えていないケースが多くありました。なので、様々な選択の場面で「自分らしい納得の選択」が出来ずに、それが積み重なって「こんなはずでは…」という方向に進んでしまったようでした。

 才能のせい・年のせい・誰かのせいでも運命のせいでもなくて…「選択」に原因があった。私は、そう感じました。

 例えば和食が食べたかったのに、何となくオリーブ油をつかって、何となくバジルを添えて、何となくワインを入れたら…イタリアンになっちゃった!という具合。どの油を使うのか? その調味料を使うのか? どんな器を使うのか? どんなお酒にするのか? 「おいしい和食を食べるための選択」は、もっともっとたくさんあります。

 まずは、たくさんの選択肢があることに気づくこと。そして「My哲楽」をもって選択すること。

 これが、大事。

 ・ 体重コントロールも、カギは「選択」でした! ・

 「ストレス太り」があるなら「ハピネスやせ」も可能なのでは?

 そんな発想から、2009年にある実験をしました。体重コントロールに悩む方々を対象に「自分と向き合い・心を軽くする」コーチングを受けてもらって、体重・体調の変化を見るというもの。

 その中で、3ヶ月で10キロ体重が落ちたAさんの事例は、取材を受けた「AERA」の記事にも掲載されました。Aさんの他にも、体重の変化はありました。体重だけでなく、メンタル面の変化に加え、Aさんの場合は「営業成績アップ」という変化がありました。実は、私が一番注目したのは、この変化です。

 気持ちが軽くなった → 心が満たされると、お腹も適量で満たされるようになる(そんなに食べたいと思わない) → 心が軽くなるので、動くことへのおっくうさが減り、動きが増える(エレベータではなく階段をつかう、など) → 体重が落ちる → 体調も良くなる → イキイキしていると、人が話しかけてくる → 仕事が楽しくなり・効率も上がる

 そんな好循環が生まれたのでした。

 「体重は、体重のみの問題に非ず」

 そう確信した出来事でした。

 「何を食べるのか」は、大げさに言えば「どう生きるのか」を選んでいるのだと思います。アスリートが食事に気を配るのは、目標達成に向けた身体づくりのため。カロリーだけの問題ではなく、生き方を考えて選択することが大切であり、そうでなければ、なかなかがんばれないということも見えてきました。

 ・ 夜の食べ過ぎ・飲みすぎの原因は、日中にあり! ・

 「夜、どうしても食べてしまってやめられません」と言う方々に、不思議なほど共通している食べ物がありました。それが、チョコレート。夜にどうしてもチョコレートが食べたくなる時があり、なんと、「夜から買いに行ってしまう」という人まで。

 夜にチョコレートの衝動と戦うのは、ある意味それもストレスになるのではと思い、まずはそこではなく「買いに行ってでも食べたくなる日の日中に、何があったのか?」に目を向けることにしました。

 すると見えてきたのが…「チョコレートが欲しくなる日とそうでない日の、日中のちがい」。業務量が多い・クレームがあった・上司に叱られた…など、緊張度や疲労度の高さと比例していたのです。中でも「コミュニケーションに関係することがストレス源になっている」という特徴も見えてきました。

 私が、体重コントロールのためにもコミュニケーション力が支えになると感じたきっかけでした。

 ・ そして、コミュニケーション! ・

 相手とのコミュニケーションの前に、実は、自分自身とのコミュニケーションが大事だということは、意外と知られていない気がします。色んな本やセミナーで知識やスキルを身に付けたのに、実際はあまり改善されていないケースも多いのです。

 その時に不足しているのは「ゆとり」。心にゆとりがないと、相手を受け止めることも、広い視野を持つことも出来ません。笑顔も出ません。せっかくの技術や知識の出番もありません。それは、この道10年以上の私も、同じです。

 自分の心の声と身体の声を聴く。

 自分自身とのコミュニケーションからはじめませんか?

 体重コントロールに悩む方の多くは、今の自分の体型が好きになれず、体重計やかがみも見たくないようでした。だから、現状も変化も見えにくい。これでは、他人ともまっすぐ向き合うのは難しいいはずです。

 「心の底から笑って相手と向き合えるようになる」

 体重コントロールは、そのためのひとつの道。だから、自分と向き合えるようになったAさんは、相手とも向き合えるようになり、営業成績が上がったのだと思います。

 ・ あなたの「選択」、哲楽しませんか? ・


 PHOTO:Naoki Hasegawa

 大きな転機を生むのは、きっと、小さな「選択」の積み重ね。

 転機と立ち合わせてもらった中での、私の哲楽。自分らしくワクワクするような哲楽をもって、日々の一つひとつを「選択」する。それはきっと、未来を選択していること。

 「 選択の哲楽 」は、転機を応援する哲楽です。日々の哲楽は、BLOG「沖縄哲楽ことば~紀々の記」でお届け中! ぜひ、ご覧下さい。

 リクエストにお応えして、転機を応援する個人向けのサポートを再開しました!

 あした…転機に、なぁれ!

 
 
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