紀々が出会ったプロフェッショナルを、紀々の視点でご紹介する…「社外報!
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◆ … ・ file.11 :取材日 2013年5月31日 ・ … ◆

高里 荘子(たかざと・しょうこ)


※ 正面玄関にて。

職業 : 介護事業 さんだん花グループ 施設長
この道 : 12年

「viviちゃん」。

私の声かけに集ってくれた
「teamユカイゴ(介護の現場をユカイに!を合言葉に集まったリーダーの会)」で、
荘子さんは、そう呼ばれています。
ビビッドカラー、ビビアン・リー…
好きなものの名前の共通点をとって「vivi」。

あらためて。
日頃はうかがえないお話を、聞かせてもらいたいと思います。

◇ 紀々
この仕事の楽しいところは?

荘子さん
日々、同じではないことです。
スタッフも、利用者様も…登場人物が色々の中で、
新しいドラマが生まれる現場を目の当たりにできるんです。

◇ 紀々
では、大変なところは?

荘子さん
楽しさとつながる部分でもありますが、
ドラマなので…楽しいだけではないところ(笑)。
でも、そもそもルーティーンは苦手なので、
大変ですが苦ではありません。

◇ 紀々
ご自身をひとことで表すと?

荘子さん
「好奇心旺盛な人」。
好奇心旺盛なのは、昔からです。
「危ないからダメよ」と言われると、
必ず行っちゃうタイプだから(笑)。

◇ 紀々
いつもパワフルな荘子さん。 凹むこともあるのですか?

荘子さん
ありますよ。
「いいかも!」と思って張り切ってやったことに対して、
ブーイングが起きた時(笑)。

◇ 紀々
そんな時は、どうやって復活するのですか?

荘子さん
ひとりになることです。
ひとり焼肉・ひとりカラオケ・ひとりでご馳走食べる!
「ここぞ」という時は、ひとりになります。
引きこもりになるんです。
で、日付が変われば…立ち直ります!


※ デイサービスのお部屋の大きな窓からは、海が見えます!
人・施設を紹介してくれる時の荘子さんからは
「やっぱりリーダーだなぁ」と愛情深さを感じます。

◇ 紀々
もし、新人「荘子さん」を受け持つリーダーがいたら、 どうアドバイスしますか?

荘子さん
あまり叱らずほめてね、でしょうか。
叱ったら、すぐ凹んじゃうから(笑)。
流されやすい性格です。
見方を変えれば、
雰囲気に溶け込みやすく、どんなところでも対応できるタイプだと思います。


※ 爪の先まで…気を配り、それを仕事のパワーにするのも、荘子さん流☆

◇ 紀々
お手本にしている人はいますか?

荘子さん
父であり、院長の天願先生です。
サポートしたいと思っている存在でもあります。

◇ 紀々
尊敬のポイントは?

荘子さん
「ギャップ」でしょうか。
ドクターだけど、ドクターっぽくないですし。
天然なのに、先をしっかり読む目がある。
困った時には、さり気ないサポート・何気ないひと言をくれるところも…
尊敬しています。
亡き母に代わってこの役職を引き継いだ私は、
まだ右も左もわからない状態。
はじめての「人事評価」の時に、アドバイスをくれたのも父でした。
「何もわからない君がするべきは、評価ではないでしょう。
その人が一番輝くところにいられているかどうかを考える、
そして、皆さんのいいところを見つけ、伸ばせるかどうかが大切。」
そう教えてくれました。
価値観を広げることの大切さを示し、
そして、私自身の価値観を広げてくれる存在です。

あと、teamユカイゴの仲間では、
紀々さんの笑顔や、
「黒ちゃん」こと黒島所長の、男性なのに柔らかな物腰も、お手本です。

◇ 紀々
共通点はあるのでしょうか?

荘子さん
やっぱり「ギャップ」がキーワードかも知れません。
介護でも、世の中では「3K」と言わがちですが
笑えること・楽しいこともいっぱいありますし。
思いがけないピンチも、実はウェルカム。
ヤル気みなぎる感じがあります(笑)。
スタッフから相談を受けたら、
「私にSOSを求めてくれた!」ということで、
全力でどうにかしようと頑張っちゃう。

◇ 紀々
愛情深さがありますね!

荘子さん
色々思いつくし、その時々に精一杯動くのですが、
どうもこれが…点のままで「線」につながらないところが
たまにキズです。
周りの人は、ちょっと大変ではないかと思います(笑)。

◇ 紀々
いま一番身につけたいものは?

荘子さん
「安定感」でしょうか。
包容力・存在感とも言えるかもしれません。
すぐに動いてしまうので、もっと人間的にドーンと構える姿勢を持ちたいです。
お手本は、亡くなった母。
母が笑顔で登場すると、その場が華やかになり…癒される雰囲気がありました。
そんな「癒し系」に憧れます。

info 「デイサービス さんだん花」ホームページ

紀々の哲楽メモ

荘子さんは「姉御肌リーダー」。
これが、私のイメージです。

出で立ちや活発な発言からすると、
自分を前面に出しているようにも見えますが、
お話をうかがっていると、いつもそこには
スタッフのことを思い、全力で奮闘している姿がありました。

ご両親をモデルにしているというのも、
ステキだなぁと思いました。
それを素直に表現できる荘子さんも。

荘子さんとは、実はとても不思議なご縁があります。
私の亡き祖父を看取って下さったのは、
彼女のお父様である天願先生でした。
まさか、こんな風につながっていくとは…
祖父も驚いているのではと思います。
いえいえ、きっと…縁をつないでくれたのでしょうね。


※ 「癒し系」への憧れを語ってくれた後に…
「10年後になりたい姿は?」と尋ねると
迷わずズバリ「マツコデラックス!」と答えた時の、この笑顔。
鮮やかに変化する荘子さんのギャップに、参りました!
私が大好きな“viviちゃんのデラックスまいる(笑)”

「母の病気と死があって、私は、社長という役割を突然与えられた。
私は流されやすいので、こういうことがなかったら、
自分では自分の道を定められなかったかもしれない
と思うことがあります。
バーンと大きなお題は決めてもらって、
その中で、自分らしく取り組むのが私向きかも。」

インタビュー終了後、写真を撮りながらの会話が
印象に残っています。

年齢的には私の「妹」なのですが、
会うと、そのビビッドな迫力に“頼もしさ”を感じています。
10年後のマツコぶりが楽しみ。
いえいえ、今でも片鱗は十分な気もするけれど…(笑)。

間違いなく「介護の現場をユカイに!」を共に目指す
ユカイな仲間の一人です。

viviちゃん、ありがとうございました。




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